冬に気を付けること【獣医さんに聞きました】

冬に気を付けること【獣医さんに聞きました】

日本動物愛護協会 常任理事 獣医師 須田沖夫先生

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寒い冬は犬猫も人と同様、日常生活に十分気をつけてください。日本も地域や生活環境の違いや、動物種、年齢によって対応に違いが起きます。

冬の食餌で気をつけること

寒い時期は体内代謝が活発になるので、少し多めの食事(カロリー)にして体脂肪を少し増やすことも大切です。体脂肪は必要ですが、害もありますので注意してください。

飼い主は定期的に犬猫の体重を測って記録しましょう。胸部の肋骨がはっきり触れる場合は痩せ過ぎ、強く押さえても肋骨に触れない時は肥満で、両方とも病気になったり、すでに病気の可能性もあります。痩せすぎでも、肥満でもない健康体を守りましょう。

運動(お散歩)で注意すること

近頃、肥満体が可愛いと言う飼い主も増えていますが問題です。散歩を毎日しない飼い主も増え、40%くらいの犬が散歩せず、室内のみの生活との報告もあります。

飼い主との毎日の散歩、運動は愛犬の健康、排便、排尿だけでなく、飼い主の肉体的、精神的健康、そして知らない人とあいさつしたり、犬同士もあいさつして散歩が楽しくなり、社会的にも役立ちます。可能なら毎日1~2時間した方が良いです。

散歩や運動の際にはリードは短く持ち、自分の足に触れる位に愛犬を歩かせてください。伸びるリードは事故を起こすこともありますので、道路での使用はやめたほうが安全です。

他の犬の糞尿の臭いを嗅いだり、舐めたりするとジステンパー、パルボ、レプトスピラ等に感染することもあります。定期的に予防接種してください。

狂犬病は法的に接種が義務化されていますが、日本では接種していない犬が半数以上おりますので注意してください。

室内外の温度差に注意

近年、犬に服を着せる飼い主が増加しています。品質やファッションもいろいろありますが、四肢を通して、背部のみでなく胸部、腹部も被った服が良いです。季節や家の内外で適したものにしてください。室内外の温度差が大きくなる季節に咳、呼吸障害、疲れ、貧血などが見られる場合は、循環器や呼吸器障害の可能性があります。猫は多飲、多尿、頻尿、排尿困難、血尿など泌尿器障害も多く見られます。症状が出た場合は早期に病院で受診してください。

年末年始のお料理

年末・年始は家でゆっくりしたり、旅行に行ったりするので料理も盛りだくさんです。

料理中に落ちたものを食べたり、人間用の食べ物を犬猫に与えることもあり、タマネギ、チョコレート、塩分などが嘔吐や下痢、食欲不振、元気消失などの症状を起こすので早めに病院へ行きましょう。

一緒に寝る時は注意して

布団の中で犬猫と一緒に寝ることをお勧めはしませんが、犬猫は体温が38℃~39℃、人は36℃前後なので暖かさを感じて気持ちよくなりますが、押したり、潰したりすることがありますので、ご注意ください。

上記のことから、人と同様に犬の死亡は1月から3月に多く見られます。
犬猫等のペットを飼う事は、飼い主にとってプラス面が多くあります。

しかし飼い方を間違えると大変なことになりますので、よく考えて適正飼養することにより人も動物も幸福になってください。

*公益財団法人 日本動物愛護協会 常任理事 獣医師 須田沖夫先生 に記事を作成して頂きました。

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