ヨークシャーテリアの抜け毛(脱毛症)の原因、治療、予防法

ヨークシャーテリアの抜け毛(脱毛症)の原因、治療、予防法

ヨークシャーテリア

愛玩動物飼養管理士

青山ケンネルスクール認定 A級トリマー

大谷幸代先生

 ヨークシャーテリアの抜け毛(脱毛症)について

ヨーキーフリー

ヨークシャーテリアといえば動く宝石とまで表現されるほどに、数ある犬種の中でも最も美しいとされる犬種です。また犬種の輩出において無理な血統の掛け合わせをすることもなく、早くから血統が固定化されていた影響で、非常に体が丈夫な犬種とも言われています。

ただ実際には食に関係するアレルギーやホルモンバランスの乱れ、生活環境による皮膚被毛の不調も増えつつあります。

ヨークシャーテリアの脱毛症の原因

犬、質問

 ヨークシャーテリアの病的な抜け毛の主な原因は、以下があります。

①アレルギー

②ホルモンバランスの乱れ

③ストレス

④病気の初期症状

中でも食物に関係するアレルギーはここ数年で増加傾向にあります。以前は、ヨークシャーテリアはアレルギー発症率の低い犬種と言われていましたが、最近は他犬種と大差なくアレルギーが目立っています。

ヨークシャーテリアのアレルギーの原因には、非常に頑固で食へのこだわりの強い気質のためについ品質よりも嗜好性を重視したドッグフードを選んでしまいがちな事、特定のタンパク質を過剰に摂取させ過ぎてしまう事が原因にあると言われています。

また体が小さく、将来の繁殖を予定していない家庭が多く、生後間もない時期に避妊手術を受ける事で成長後にホルモンバランスを崩し、重度の脱毛症を患うケースも目立っています。

ヨークシャーテリアの抜け毛(脱毛症)の治療方法

犬の治療

ヨークシャーテリアは本来非常に抜け毛が少ない犬種です。ヨークシャーテリアの被毛は抜け変わりのサイクルが数年単位と非常に長いので、抜け毛が自然と抜け落ちる前にトリミングやシャンプーで取り除く事が出来、家族の洋服や床に抜け毛が舞い散る事もほぼありません。

このような体質の犬種でありながら、抱きあげた後に家族の洋服に抜け毛がつく、カーペットや床に抜け毛が落ちている時は、何等かの不調のサインと考えてあげましょう。

不調に気がついた時はまず動物病院を受診し、血液検査、皮膚組織の培養検査を受けその原因を突き止めてあげましょう。

かゆみなど日常的に気になる症状があれば、細かく獣医師に説明し、的確な診断を受け、処方された薬は必ず決められた通りに飲ませます。

塗り薬が処方された場合も、必ず決められた通りに塗布します。

実はヨークシャーテリアにはとても勝気な一面もあり、薬の服用や塗布を過度に嫌がる事も少なくありません。しかし、薬を正しく使用しなければ症状をかえって悪化させてしまい、負担を掛ける結果になってしまうので、おやつなどで気を反らせながら薬を飲ませ、必ず処方を守りましょう。

脱毛症のときに気をつけたいこと

犬の抜け毛

ヨークシャーテリアに脱毛症の症状がみられる時は、トリミングショップを利用するたびに必ず患部の位置、現在の治療状況を伝えましょう。

ヨークシャーテリアのトリミングには、バリカンが使用される事が一般的です。バリカンの刃が皮膚のすぐ近くを刺激する事で、脱毛部位を刺激したり、中にはバリカンの刃で一時的に肌荒れを起こすこともあります。

またドライヤーの熱やブラシの刺激も症状によっては負担になります。必ず脱毛症の症状に注意を払ってもらえるように事前に伝えておきましょう。

症状によってじゃシャンプー剤も動物病院で処方される薬用シャンプーの利用がおすすめです。

脱毛症がよくなったバンビちゃん

犬の治療例

バンビちゃんは、16歳のヨークシャーテリアです。

犬の中でも特別長寿と言われるヨークシャーテリアにとって10歳を超える事は珍しい事ではありませんが、15歳を超えたころから、体の不調が目立つようになり、ところどころ脱毛が起き、一旦抜け落ちてしまうとその後は産毛さえも生えてこない状態が目立つようになりました。

ただバンビちゃんは食欲もあり、自力歩行も出来ているので、朝夕のお散歩を欠かさず、トリミングも定期的に利用してくださっていました。

ただ高齢のバンビちゃんの事を思い、飼い主さんは夏でも常にバンビちゃんに洋服を着せ、ケージの中には冷房で体が冷えないようにヒーターを置き、万全な環境を整えていたのですがこの気配りがかえってバンビちゃんに負担になってしまっていました。

常に洋服を着ている事で、散歩に出ていても皮膚が日光を浴びる事が遮られてしまっている事、ヒーターで常に加温されている事で高齢になって保湿機能が低下している皮膚が乾燥肌になってしまっていたのです。日光を浴びずに過度な乾燥状態にある事でバンビちゃんの皮膚はますます機能が低下してしまっていました。

そこで、バンビちゃんはトリミングの時に長目に被毛を残すスタイルに変え、自分自身の体力、体温で健康を維持すること、散歩は日中の温かい時間に短時間、複数回出掛けること、洋服は基本的には着用させない事と生活を変え、高齢ながらも活力を取り戻す事が出来ました。

もちろんバンビちゃんの皮膚をこれ以上刺激しないようにシャンプーは低刺激の物を使用し、ドライヤーは最も風量を弱め使用しています。

ヨークシャーテリアの抜け毛(脱毛症)のチェック法

チェック法

脱毛症なのか、換毛期などの自然脱毛なのかの見極め方は、以下を参考にしてください。

①体に一部だけ地肌が見えている、被毛が薄い部分

②かゆみがある

③体に触れられる事を過度に嫌がる、警戒する

④洋服や床に抜け毛が落ちている

⑤被毛をつまむと軽く抜け落ちる

ヨークシャーテリアの被毛はとても薄い一枚の布をまとっているかのような構造をしています。

一本一本の被毛はとても細くしなやかですが、皮膚すべてをしっかりと覆っていて、健康な状態であれば地肌が見える事はありません。

またブラッシングは被毛の流れを整え、汚れを取り除くためであって、抜け毛を取る為ではありません。ブラッシング後にブラシにたくさんに抜け毛がつくようであれば、不調のサインと考えてあげましょう。

脱毛症にならないために、予防や日ごろのケア

多い犬種

ヨークシャーテリアの脱毛症を予防する為には、日ごろから良質で安全性の高い食事を用意してあげる事が大切です。ドッグフードはますます細分化される傾向にあり、商品数も増えていますが、必ず原材料、成分を確認し安全、安心な製品を選んであげましょう。

またヨークシャーテリアは元はネズミ捕りの仕事をこなすほどに活発で運動量の多い犬種です。適度な運動や日光浴を心がけ、健康的な生活をさせる事も健康を維持する上で大切な事です。

*このコラムは大谷幸代先生に記事を作成して頂きました。

トリマーさん

【大谷幸代先生】

愛玩動物飼養管理士

青山ケンネルスクール認定 A級トリマー メディカルトリマー

学生時代にイギリスへドッグトレーニングの勉強のため、短期留学。その後、ペットショップ販売員、トリマー、ドッグトレーナー、ペットシッターなど様々な仕事を経験してきた。ホリスティックケアアドバイザーや日本アロマテラピー協会認定アロマテラピーインストラクターなどの資格も取得。ペット関連用品の開発、雑誌などへのコラム執筆を手がけるなど、【犬を飼う生活から、犬と暮らす生活へ】の実現をめざし、幅広く活躍している。

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