免疫の中枢:腸管免疫について

免疫の中枢:腸管免疫について

健康とのかかわりが深い臓器、腸。

イラスト31

その働きの一つとして、『腸管免疫力』が注目されています。

このコラムでは

『腸管免疫力』について

イラスト付きの劇場形式でご紹介いたします

さっそくですが、『腸管免疫劇場』をご覧ください

↓↓↓

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私たち人間や動物(哺乳類)にはもともと体内に入ったウイルスや細菌

異物から自分の身体を守る免疫力が備わっています。

イラスト30

(免疫細胞)

では、病原菌などの攻撃から身を守ってくれる

免疫力の中枢はどこになるかご存知ですか?

それは腸です

イラスト31

全身の免疫細胞の約60%

なんと半分以上が腸に集中して存在しています。

腸と言えば食べたものを消化して

便として排泄する働きを思い浮かべる方が多いと思います。

実は、腸は臓器の中で最大の免疫器官で

その働きを『腸管免疫』と言います。

腸は小腸・大腸からなり

合わせると長さは7~9メートルで

表面積は広げてみると

テニスコート1面分に相当します。

(人間の場合)

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腸は口から肛門まで続く

ちくわのような長い筒状の消化器の一部なんです

空洞になっていて外部と接しているので

『内なる外』と呼ばれています。

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          (イメージ:ヤマサちくわ(株)より)

腸管では常に外部から侵入してくる

病原菌などの異物から身体を守るために

多くの免疫細胞が備わっているのです。

免疫細胞が腸のどこに集まっているかというと

腸管の粘膜の中にある

『パイエル板』というところです。

イラスト12

いわば免疫細胞の基地であり

腸管免疫のセンターです

これは腸管いしかない独自の組織です。

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腸管免疫の仕組みを簡単に言うと、、、

まず、外敵を見つける偵察隊の免疫細胞が

パイエル板からパトロールに出ていきます

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腸管内で病原菌などを見つけると

全身で待機している攻撃隊の免疫細胞に

病原菌やガン細胞などと戦うように指令を出します

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指令を受けた全身にいる攻撃隊の免疫細胞は

対戦のスイッチが入り、

腸管内の病原菌はもちろん

他の場所にできた異物=ガン細胞なども攻撃するのです

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ところで腸管免疫は病原菌を排除しますが

食べ物や腸内細菌などの安全なものは排除しません

この高い識別能力が腸管免疫の特長であり

その巧みな働きによって

身体は病原菌に打ち勝つことができるのです

そもそも腸には善玉菌と悪玉菌という

500種類以上の腸内細菌がバランスよく棲みついています

腸内が汚れてしまいこのバランスが崩れると

腸管免疫はうまく働きません

つまり腸がきれいで

腸の働きが活発に行われていると

腸管免疫力も全身の免疫力も高まります

ですから、腸内環境を整える食生活を心がけることが大切です

例えば腸の働きを活発にする

食物繊維を多く含むキノコ類や海藻類

さらに豆類や野菜類に果物などや

腸の調子を整える乳酸菌などを多く摂るといいと思います

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いかがですか?

腸管免疫の重要性はお解かり頂けましたか?

お腹(腸)の環境を整えて

腸管免疫力をはじめ

全身の免疫力を高めて健康に過ごしましょう!!

PS. 腸管免疫力とβ(ベータ)-グルカンについて

アガリクスなどのキノコ類に含まれる成分のうち

ビタミン、ミネラルは栄養成分として認識されて消化吸収されますが

β-グルカンは、実は、腸管では異物(敵)として認識されています。

β-グルカンの場合、異物と言っても身体に害を与える

本物の敵というわけではありません。

例えるなら、悪者の服装をしている『おとり捜査官』といったイメージです。

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(β-グルカン=おとり捜査官)

もう少し詳しく見てみましょう

腸管内で偵察隊の免疫細胞がβ-グルカンを見つけると

β-グルカンが『おとり捜査官』だと知らずに、

他の異物を見つけた時と同じく

指令を飛ばして攻撃隊のスイッチをON(免疫力アップ)

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攻撃隊の免疫細胞は、

腸管内の病原菌だけではなく、

毎日、全身に発生している異物=ガン細胞などとも

戦ってくれます

なお、β-グルカン自体は

偵察隊に取り込まれたり、途中で排泄されたりします

偵察隊に協力して免疫力に働きかけてくれたのに

消滅させられてしまうなんて

ちょっとかわいそうに思えてきますね

β-グルカン、ありがとう、お疲れさま

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